福原遥さんがヒロインを務める連続テレビ小説『舞いあがれ!』の第6週「スワン号の奇跡」(第30回)が11月11日に放送される内容で、主人公の舞は部員たちにパイロットになるため航空学校へ行きたいと告白するシーンがあります。
今回、主人公の舞が挑戦する航空学校について授業料や倍率や試験科目など調べてみました。
航空大学校とは?
1954年7月、運輸省(現、国土交通省)はエアライン・パイロット養成を目的として宮崎市に航空大学校を創立されます。
航空大学校は日本唯一の国立パイロット養成機関として現在は4,000名を超える卒業生がいるとのことです。
航空大学校の出身者は航空会社の定期路線を中心に民間航空事業の中枢で活躍しています。
エアライン・パイロットを始めとする民間航空のパイロットに求められるのは、操縦技量に加え、優れた判断力、安全に対する強い意識と責任感、すなわちエアマンシップを取得するため日々の訓練、絶えざる努力を重ねることいるそうです。
航空大学校の学費は?
入学料 | 282,000円 | |
授業料 | 宮崎学科課程 | 668,000円 |
帯広フライト課程 | 802,000円 | |
宮崎フライト課程 | 802,000円 | |
仙台フライト課程 | 936,000円 | |
寄宿料月額 | 1,500円 | |
光熱水料、食費等 | 実費 |
入学費と授業料だけで349万円の費用がかかります。
そこから月額で寄宿料の月額が1500円と2年間分の生活費として毎月10万円と計算して宮崎や帯広、仙台までの移動を考えると700万円前後のお金が必要ではないでしょうか。
エアライン・パイロットをめざす飛行機操縦科

〇宮崎キャンパス
〇帯広キャンパス
〇仙台キャンパス
入学すると最初に宮崎キャンパスで5カ月間の学科教育を受講します。
次に帯広キャンパスにおいてシングルエンジン機のシーラス式SR22を使用してのフライトトレーニングを開始、6カ月で自家用ライセンス相当のテクニックをマスターします。
その後は、引き続き続く6カ月間は再び宮崎キャンパスでのフライト課程で、宮崎キャンパスでは、プロパイロットとしてのより高度なテクニックや判断力をマスターするのが目的です。
最終課程は仙台キャンパスへ移り7カ月間より複雑で高性能な機材でのオペレーションや計器飛行をマスターします。
(この間に、エアラインの入社に向けた試験も開始される)を終えれば卒業。エアライン・パイロットとして歩み出す事になります。)
受験資格要件
航空大学校の受験出願資格は主に次の3つです。
- 身長158cm以上
- 4年制大学を2年以上終えて、62単位以上取得した人
- 短大もしくは高専を卒業した人
文系理系は問われません。意外と門戸は広く開かれています。
由良先輩の身長は155㎝でパイロットになる夢を断念しています。
舞ちゃんの身長は159㎝なので満たしていることになります。
倍率は狭き門・舞ちゃんは優秀だった‼
定員108名に対して令和3年受験者が1,115名の方が受験されています。
平成30年は879名(倍率:7.7倍)、令和元年968名(8.6倍)、令和3年945名(8.4倍)と年々増えている傾向にあります。
恐らく「舞い上がれ!」の効果もあり今後は受験者の方が増えるのではないでしょうか。
都築ポイントは存在する⁉

第37回が11月22日に放送された。同回では、教官の都築(阿南健治さん)が成績だけではなく普段の言動も見ているという“都築ポイント”の存在が明らかになりました。
都築教官はニコニコした優しそうな教官だが、いわゆる”都築ポイント”で、その点数は帯広でのフライト課程に引き継がれるという噂があるようです。
実際に調べましたが、そのようなポイントは分かりませんでした。
もし存在するのであれば、対人コミュニケーション能力であったり日常生活の所作、授業中での理解力や修正能力などがしるされているのではないでしょうか。
都築ノートの内容は?
都築ノートの内容が11月25日の放送で内容が映ってしまいます。
映っている内容は主人公の舞の授業での様子や日常生活の態度や所作や言動だけではなく、出身地や家族構成や入学した経緯など、その人となりが分かるようなことまで記載されています。

都築教官が細かく生徒を見ていることがわかりますし、優しい教官であることもわかります。
『お好み焼きが美味しかった』や1月17日の内容にはもう一度岩倉学生が焼いたお好み焼きが食べたいと記載されています。
『うめづ』のお好み焼き直伝なので美味しいのは間違いないでしょう。


まとめ
今回は連続テレビ小説『舞いあがれ!』の航空大学校の授業料や倍率について調べてみました。
入学するだけでもかなり大変ですが、学校へ入学すればされに厳しい訓練をしていくことが分かりました。
今後の「舞い上がれ!」の見方も違ってくるのではないでしょうか。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。